あなたの給料が上がらない不都合な理由
いかにもキャッチーなタイトルの本を書店で見つけたので、読んでみました。
FIREを目指すサラリーマンとして、今一度考えさせられたり、
共感できる部分があったので紹介したいと思います。
共感できない部分もあったのがまた面白かったです(笑)。
著者の就職・ニート・転職・独立起業経験を通じた、
『サラリーマンが給料を上げるためのマインドセット』
について考えるきっかけをくれる本ですね。
他人を当てにするな
とにかく自分の収入において当てにできるのは自分だけ。
政府や日銀の経済政策を期待してはいけないとのこと。
バブル期から現在に至る日本の経済政策の失態が辛辣に指摘されていますね…
また、この本のタイトルの本質的な答えは…
『給料が上がらない理由は、簡単に下げられないから!』
ということ。
経済政策が期待できない日本において、企業はいざという時の蓄え(内部留保)が必要。
不景気でも「来月給料半分です」ってならない。
もしそうなったら、みんな文句ブーブーでしょっ?ってことらしい。
確かに今の会社でこうなったら荒れるでしょうね~
個人的にはどんどん成果主義になってvividに給与に反映される方がうれしいけどな
仕事しないおじさんたちには過酷だな…
リスク回避的思考
サラリーマンは毎月お給料をもらっているわけですが、
これは権利じゃないよと。仕事の結果であると。
当然なんですけどね。
会社の規模が大きくなればなるほど、この感覚忘れがちですよね。
それでいて一生懸命やっていることは社内政治とか。
あるあるですね。
危機感を感じたら新しい道を探すしかないんですね。
このときどうするか。
『よし資格取ろう!』ってなることありますよね。
自分はまさしくこれです。中小企業診断士だ!…とかね...
もちろんスキルアップできるものなら素晴らしいんですが、
プライドの穴埋めにすぎない
って言葉も出てきてました。
いや~耳が痛いです。
自分を思い返すと、結局資格を取った後は、
誰かが雇ってくれるだろうって発想なんですよね。
そして同じことの繰り返し…
リスクを取らなければ給料は上がらないということみたいです。
「誰かが何とかしてくれる」と思っている人も少ないでしょう。
ただ、
心のどこかで他力本願になっていないか?甘えてないか?
ってことですよね。
この辺を自問自答してみると良いかもしれないです。
本当にFIREする意思はあるか?
給料を上げるためにはリスクをとる
リスクテイクするからと言って、
「まずやめる」じゃなく、今の会社・立場で
キャリアアップにつながるスキルが得られるか
という視点が大事とのこと。そいういう有利な環境に身を置けるか。
そのうえで
つまり頑張るべきは「本業」である
とのこと。
その通りですね。
しっかりとキャリアアップできる仕事を見つけて、
その本業に打ち込む必要があるよってことです。
給料を上げるためには「難行」。「易行」は無い。
とのお言葉。
FIREまでの道のりを考える中で、サラリーマンとして今の仕事への向き合い方について
悶々としている人は、読んでみると良いかもしれません。